3+5


一月最後の夜は、みなみ会館の色情狂ナイトに参加した。
満員御礼。
おなまえ存じ上げぬ方々と真夜中を駆け抜けた。

ラース・フォン・トリアーの『ニンフォマニアック vol.1/vol.2』 
スティーヴ・マックィーンの『SHAME-シェイム-
三本立てのオールナイト上映。

ニンフォマニアック。
vol.1とvol.2、合わせて4時間弱。
いままで観たトリアー作品のなかでいちばんすきかもしれない。
とにかくまわりくどく、過剰なまでに詩的。
さらに絡みつく学術的視点。
もろもろ相俟って滑稽さに到達していたので、罪悪感なく笑えた。

おもしろかったと素直に言いたい。
でも、もう一回観たいという気持ちともういいやという気持ちが混在している。

この日の京都は上映がはじまる真夜中から雪が散らつき、
朝方にはうっすら積もるほどだった。
その景色は冒頭と終盤のシーンとリンクしているようで、なんとも感慨深かった。


約6時間の色情狂ナイト。
(正直、3本目のSHAMEは惰性で観た感が否めない…)
すべてが終映して席を立つころには、
深夜バスから降りたときの足になっていた。
くるぶしあたりがふかふかもよもよする。


映画は体験だと思う。(あえて言うなら読書も体験だと思う)
内容そのものだけでなく、観る(読む)行為を取り巻いた要素すべてが記憶。

だからきっと、シャルロット・ゲンズブールのあざだらけのおしりと同時に、
隣から漂ってきたりんごジュースのにおいを思い出したりするんだろう。
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